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Louis I.Kahn Houses―ルイス・カーンの全住宅:1940‐1974

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カテゴリ:Architecture

建築のカリスマ ルイス・カーンの原点。世界初・待望の全住宅作品集。
どのような太陽のひとひらがあなたの部屋に入ってきますか――ルイス・カーン

ルイス・カーンといえば、まず頭に思い浮かべるのが、キンベル美術館やソーク生物学研究所など、端正なコンクリート建築ではないでしょうか? けれども、その一方で、カーンが20代の若きドラフトマン時代から住宅設計に熱心に取り組み、計画案も含めると50近くもの住宅プロジェクトを手がけていたことはあまり知られていません。個人住宅では20、そのうち実際に建ったのは9作品でした。カーンは1974年に亡くなるまで、どんなに大プロジェクトを抱えていようと、どんなに多忙をきわめようと、住宅の仕事を断らなかったといわれています。ルイス・カーンにとって、住宅とは何だったのか――その問いがこの本をつくるきっかけでした。現存するカーンの住宅をすべて訪ね、写真を撮り、施主と話をし、母校ペンシルベニア大学で図面を調べました。そこで見えてきたのは、住宅設計がカーンの設計アプローチを築きあげてきた原点であり、彼の全作品の根本となっていることでした。この本では1940年の個人住宅の処女作から、最晩年の全住宅を紹介しています。30年以上にわたる彼の住宅への設計アプローチを通してみることで、私自身、カーンを巡る旅をいま終えた気分でいるところです。――齋藤 裕

斎藤 裕 (著)

商品説明
フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエら、近代建築のいわゆる巨匠の時代が終わったあと、彼らの影響圏から離れ、真に独自の建築を作りえた「遅れてきた巨匠」ルイス・カーンの住宅作品を集めた本である。カーンの代表作と言えばキンベル美術館、ソーク研究所など比較的大型の建築の名が挙がるだろうが、しかしカーンがこつこつと作り上げた住宅はそれらに勝るとも劣らぬ魅力を持つ。キンベル美術館のような傑作が重要であることは間違いないが、たとえばフィッシャー邸やエシェリック邸を抜きにしてカーンという建築家を語ることはできないだろう。しかしこれまでカーンの住宅作品についての十分な日本語の資料はなかった。多くのカーンに関する書物がその住宅作品についてはせいぜい小さな図面と写真数枚を紹介する程度で、バランスに欠ける傾きがあったことは事実であろう。こうした不均衡を一気に解決する1冊である。
カーンの住宅に接近するためには、とりわけ図面を参照しながら時間をかけて読み解くことがどうしても必要になる。その緊密なプロポーションの構成、思慮深く練り上げられた空間の充実、そして年月を経て現在もなおみずみずしさを失わないマテリアルの取り合わせ、どれをとっても表面的に眺めるだけではとらえることのできない深さを持っている。四季折々の豊かさを見せる美しい写真とともに各種の図面が丁寧に折り込まれ、たとえばフィッシャー邸ひとつのために実に60ページを費やすという、まさに徹底的なドキュメントである。一つひとつのページをめくるたびカーンの建築の圧倒的な密度にあらためて驚かされるだろう。

同時に感嘆せざるを得ないのは、建てられてから50年近くを経たカーンの20件の住宅が丁寧にメンテナンスされて今もなお美しい姿を保っていることだ。そこには確かに愛されている建築の姿がある。多くの建築家の住宅が歴史に翻弄されあるいはトラブルに巻き込まれ、残念な姿を見ることは決して少なくない。しかしここに集められたカーンの住宅の状態の良さには驚くべきものがある。とりわけフィッシャー夫妻が建設当時を振り返って語るコトバは建築の幸福とでも言うべきなにかを雄弁に物語っているだろう。カーンはそれを与ええたし、彼らはそれを享受できた。そして本書において、読者はその片鱗に触れることができるはずだ。(日埜直彦)

内容(「MARC」データベースより)
建築のカリスマ、ルイス・カーンの全住宅を収めた作品集。端正なディテール、シンプルな素材、抽象化された形態、モニュメンタリティあふれるカーンの作品について、斎藤裕が解説。カラー写真多数掲載。英文併記。
著者について
齋藤 裕 さいとう ゆたか

建築家
1947年 北海道小樽市生まれ。独学で建築を学ぶ
1970年 齋藤裕建築研究所を設立
1986年 日本建築家協会新人賞を「るるるる阿房」で受賞
1992年 吉田五十八賞を「好日居」で受賞
1993年 東京アートディレクターズクラブ・原弘賞を『ルイス・バラガンの建築』で受賞
1998年 日本建築学会・北海道建築賞を「曼月居」で受賞
2000年 日本建築学会・学会賞および作品選奨を「曼月居」で受賞
著書に、エッセー集『STRONG』(1991年/住まいの図書館出版局)、作品集に『現代の建築家シリーズ 齋藤 裕』(1994年/鹿島出版会)、『齋藤裕の建?z』(1998年/TOTO出版)がある。また、近年は写真を媒介として空間を探求する試みをはじめ、写真集に『ルイス・バラガンの建築』(1992年/TOTO出版 ・ 1994年/メキシコ・ノリエガ出版・ 1996年/TOTO出版 改訂版)、『フェリックス・キャンデラの世界』(1995年/TOTO出版)、『建築の詩人 カルロ・スカルパ』(1997年/TOTO出版)、『カーサ・バラガン』(2002年/TOTO出版)がある。他にエッセイ集『STRONG』(2000年/住まいの図書館出版局)、『建築のエッセンス』(2000年/A.D.A. EDITA Tokyo)が出版されている。

Louis I. Kahn(ルイス・カーン/建築家)略歴

1901年 エストニア・サーレマー島に生まれる。
1906年 フィラデルフィアに移住する。
1920-24年 ペンシルベニア大学美術学部で学ぶ(1924年に建築学士号)
1921-33年 在学中よりドラフトマン、のちにデザイナーとして設計事務所で働く。
1928-29年 1年間のヨーロッパ旅行
1933-35年 フィラデルフィア都市計画委員会の住宅供給研究におけるチーム主任を務める。
1935-37年 ワシントンD.C. 再定住管理局の助役建築家を務める。
1937年 事務所をフィラデルフィアに開設。
1941-42年 ジョージ・ハウ、オスカー・ストロノフと共同事務所を開設
1942-47年 オスカー・ストロノフと共同事務所を運営
1947年 ストロノフとの協働関係を解消し、独立した事務所を構える。
イエール大学設計の批評主任
1949年 イスラエルとパリに旅行
1950-51年 アメリカン・アカデミーの駐在建築家としてローマに3ヶ月滞在する。
エジプトとギリシャに旅行
1955-74年 ペンシルベニア大学建築学科教授
1961年 ニューヨーク近代美術館にて、リチャーズ医学研究棟の展覧会
1966年 ニューヨーク近代美術館にて回顧展
1969年 ベニス・ビエンナーレにてパラッツォ・デ・ゴングレッシの展覧会
1971年 アメリカ建築家協会よりゴールド・メダルを受賞
1972年 王立英国建築家協会よりゴールド・メダルを受賞

出版社: TOTO出版 (2003/10/20)
発売日: 2003/10/20
言語: 英語
ハードカバー: 144ページ
ISBN-10: 4887062281
ISBN-13: 978-4887062283
寸法: 20.5 x 2.7 x 26 cm

商品番号
9784887062283
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